仕事場を整えました 2016.06.17 ライターの日常 6月から本格的に書籍の執筆に入ることとなり、4月末から仕事場の整理に入っていました。ようやく資料整理などが終わり一段落です。この間、衛星劇場の歌舞伎コラム「歌舞伎彩歌」や「月刊スカパー!」への執筆、「女性の視点で読み直す歌舞伎」講座、新規講座に
「研辰の討たれ」@歌舞伎彩歌 2016.06.14 歌舞伎 今回「歌舞伎彩歌」でご紹介するのは「研辰(とぎたつ)の討たれ」です。シネマ歌舞伎に「野田版」の「研辰の討たれ」がありますが、その元となったお話。片岡愛之助さんが主人公の守山辰次に扮しています。「敵討ち」というと、皆さんはどのようなお話を想像しますか? 清廉潔白な武士が、私腹を肥やす悪家老などに殺され
「祇園祭礼信仰記~金閣寺」@歌舞伎彩歌 2016.05.31 歌舞伎 今月の「あの場面、この場面」は、五代目中村雀右衛門が襲名披露狂言として上演された「祇園祭礼信仰記~金閣寺」です。このお話は、戦国時代、足利十三代将軍義輝を暗殺した松永大膳久秀が、小田春永(=織田信長)と敵対して金閣寺に立てこもっているところから始まります。武将vs武将の息詰まる戦国絵巻、かと思いきや
「月刊スカパー!」2016年6月号 2016.05.30 歌舞伎 Close Up Actress「朝夏まなと&実咲凛音」再演を重ね進化する宝塚版エリザベート歌舞伎女方の大名跡復活 五代目中村雀右衛門特集Comment「中村雀右衛門」父の姿を思い出し、乗り越えて、いつか自分らしさが出せるようにSpecial Interview「筧利夫」
襲名と口上@「ちょっと幕間」 2016.05.20 歌舞伎 今年の歌舞伎界は、3月に五代目中村雀右衛門、秋に八代目中村芝翫と襲名披露が続きます。歌舞伎一門で直系の息子は、生まれた瞬間から父の名を継ぐことを求められて育ちますが、襲名の時期は自分で決められません。とりわけ「大名跡」と言われる由緒ある名前の場合、その名を名のるにふさわしいか厳しく問われます。裃姿の
「東海道四谷怪談」について日曜講座を開きます 2016.05.15 歌舞伎講座・案内いろいろ 5/29(日)は、単発で「東海道四谷怪談」について講座を開きます。5月の前進座(国立劇場)、6月のコクーン歌舞伎で久々に出る「三角屋敷の場」の魅力を中心にお話しします。「四谷怪談」には、お岩さんと伊右衛門のメインストーリーのほかに、お袖さんをめぐるもう一つのせつない物語があるのです。GINZA楽学倶
5/13(金)29回目の講座は「輝虎配膳」 2016.05.14 女性の視点で読み直す歌舞伎 5/13(金)「女性の視点で読み直す歌舞伎」の講座も無事に終わりました。「信州川中島合戦~輝虎配膳」という、けっこうマイナーな作品ですが、近松門左衛門作。諏訪大明神をめぐる勝頼と姫との恋、というと、近松半二の「本朝二十四孝」のほうがピンとくるかもしれません。三段目の「輝虎配膳」には、若い二人は出てこ
講座の生徒さんと文楽鑑賞教室に行ってきます 2016.05.12 女性の視点で読み直す歌舞伎 初めての試みとして、「女性の視点で読み直す歌舞伎」の生徒さんたちとご一緒に、文楽鑑賞教室「曾根崎心中」に行ってまいります。歌舞伎をもっとよく味わうためにも、文楽鑑賞はぜひチャレンジしていただきたいところ。でも、独りでいくのはちょっと…という方は多いですね。私もかつてはそうでし
「髪結新三」@歌舞伎彩歌 2016.05.06 歌舞伎 5月といえば初夏。初夏といえば、「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」。「カッツォ、カッツォ~!」という売り声と鰹のさばきが見どころの一つ、といえば、「髪結新三」です。江戸の季節感満載の河竹黙阿弥作品をどうぞ。http://www.eigeki.com/special/column/kabukisaika
「お国と五平」@歌舞伎彩歌 2016.05.01 歌舞伎 私の大好きな「お国と五平」について、「歌舞伎彩歌」で書かせていただけることになりました!谷崎潤一郎の作です。一風変わった、でも忘れ難く、深い作品。坂東三津五郎さん、中村扇雀さん、中村勘太郎(当時)さんの3人の舞台。ぜひ以下にお立ち寄りください。http://www.eigeki.com/specia