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【2026年6月】今月のカンゲキ

今月の観劇ほどサブスクがあったことに感謝したことはありません。
サブスクとは、歌舞伎座で松竹歌舞伎会会員向けに行っている「定額制観劇サービス(通称:サブスク)」のこと。定額を先に支払うことで、1週間前に電話し、席が空いていれば観劇可能となるサービスです。
私の大好きな「盟三五大切」! 何度でも観たい「盟三五大切」! 初日からなんと6日連続で拝見、最終的にはAB合計10回見ました!

全体的には、歌舞伎座昼A・B、夜A・B、その他の歌舞伎2で6公演、映画が2本でした。

【歌舞伎座】

六月大歌舞伎(2026年6月3日〜25日)昼の部・夜の部

・昼の部「祇園祭礼信仰記 金閣寺」(4回)
昼の部「戻駕色相肩」(5回)
・昼の部「子連れ狼」(4回)
・夜の部「華舞於河賑 俄獅子」(7回)
・夜の部「通し狂言 盟三五大切」Aプロ(源五兵衛=勘九郎/三五郎=松也)(5回)
・夜の部「通し狂言 盟三五大切」Bプロ(源五兵衛=松也/三五郎=勘九郎)(5回)

【歌舞伎・その他の劇場】

国立劇場 第109回歌舞伎鑑賞教室 Aプロ・橋之助(解説 歌舞伎のみかた/仮名手本忠臣蔵 五段目・六段目)(サンパール荒川大ホール)(1回)
・国立劇場 第109回歌舞伎鑑賞教室 Bプロ・歌之助(代役)(解説 歌舞伎のみかた/仮名手本忠臣蔵 五段目・六段目)(サンパール荒川大ホール)(1回)

【映画】

・ 「歌舞伎役者 十三代目片岡仁左衛門」第5巻『孫右衛門の巻』(ポレポレ東中野)

「ナギダイアリー」(試写)

今月のMVP ──

今月のMVPは、中村勘九郎に。「盟三五大切」で、Aプロでは震え上がるほど恐ろしい源五兵衛を、Bプロでは江戸の水で顔を洗ったような、「食えない男」かつ色気のある三五郎を、父・勘三郎を彷彿とさせる雰囲気で演じました。

今月の最優秀作品 ──

……というわけで、「盟三五大切」。A Bどちらも見応えがあったけれど、強いて選べば、松也の源五兵衛、勘九郎の三五郎、七之助の小万のBプロを。源五兵衛はABともそれぞれ持ち味と個性が光りましたが、Bの勘九郎の三五郎は抜きん出て素晴らしく、その差でBの完成度を評価します。

今月の新人賞 ──

父・芝翫体調不良のため、代役で勘平を演じ切った中村歌之助に。勘平がやりたくてやりたくて仕方がなかった、という「勘平愛」が滲み出てくるような、若さがアダになる勘平の悲劇を、等身大で見せてくれました。

今月のSPECIAL ──

先月に続いて、「歌舞伎役者 十三代目片岡仁左衛門」(羽田澄子監督、全6巻10時間46分)。十三世の三十三回忌と監督の生誕100年を記念した17年ぶりのリバイバル上映で、私はその時見ていますが、今回は5月の「孫右衛門の巻」と、6月の「登仙の巻」の2本しか行くことができませんでした。連日歌舞伎ファンの方が押し寄せ、7月にもリバイバル上映が決まっています。

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