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Q8. なぜ歌舞伎役者はオーバーアクションなの?

最近、歌舞伎俳優がテレビドラマなどで活躍する機会が増えたような気がします。
とりわけ大ヒット番組「半沢直樹」には、片岡愛之助、市川猿之助、香川照之(市川中車)、尾上松也と著名な歌舞伎俳優が目白押し! とりわけ猿之助の「詫びろ詫びろ詫びろ!」と中車の「おしまい、death(デス)!」は流行語にまでなりました。

そこで、

本日のギモン:なぜ歌舞伎役者はオーバーアクションなの?

大きな声、目をひん剥くほどのオーバーアクションは、歌舞伎の「見得(みえ)」に通じます。
「見得」ですよ「見得」。「見栄を張る」の「見栄」ではありません。
もう一つ、「見得を切る」ではなく「見得をする」というのが正しい表現ですので、これも覚えておきましょう。

江戸の芝居小屋では見物しながらご飯を食べたりお酒を飲んだりしていましたので、ともすれば、舞台そっちのけでおしゃべりが弾むこともしばしば。だから役者たちは、「絶対に見てほしいところ」では注目してもらいたくて、いろいろな工夫をしました。

その一つが「見得」のポーズ。いわゆる「ストップモーション」です。
マンガでも、大事なコマには1ページ全部使ったりしますよね。それと同じです。

本日のお答え:歌舞伎の「見得」はストップモーションでの強調


かつては「クサイ」とか「あざとい」とか言われることもあったこういうオーバーアクションが、かえって今の方が受け入れれていますが、普通の現代劇も、かなりマンガチックにCGや効果を入れたりしているので、垣根がなくなっているのかもしれませんね。

本日のまとめ:

1. 歌舞伎役者のオーバーアクションは、歌舞伎の「見得」に通じる。
2. 昔の芝居小屋で観客の注目を得るための工夫。
3. 「ストップモーション」やマンガの「1コマ1ページ」と同じ。

 

 

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