一幕見というおトクな制度

歌舞伎座には一幕見といって、
直通エレベーターで4階に上がり、一演目のみ見るという制度があります。

詳しくはこちらを。

時間や金額はその時によりますが、
1演目30分〜2時間楽しめ、
全部観ると3階B席より少し高くなる位の設定。
仕事帰りやポッカリ空いた時間に
映画を見る感覚で楽しめるし、
気に入った演目のみリピートしたいときには特にいい制度です。

もちろん良席に越したことはありませんが、
オペラグラスさえ持って行けば、十分。

ただし、
1〜3階席には行かれない構造ですので、
お買い物を楽しみたい方には不向きです。
また、
舞台上方は見切れます。
花道も全部は見えません。
(七三といって、よく役者が立ち止まって演技するところは
 今の建物になってからは4階からでもわりとよく見えます)
こうした「見切れ」は3階席も同じこと。
1等席に比べ、値段が3〜4分の1以下なので、
そこはガマンです。
今回も、夜空に浮かぶ月は見えませんでした。
私は同じ演目を以前観ているので、脳内でイメージ。
リピーターはこの脳内変換で見切れをしのぎます。

ですから、
本当に初めての観劇で、
歌舞伎を丸ごと知るには確かに良席に越したことはありません。
可能であれば、最初は良いお席での鑑賞をおすすめしています。
できるだけ舞台に近く、
等身大の俳優の動きや汗、息遣い、巻き起こる風を感じられるお席で。
衣擦れの音、焚き染めた香の匂いまで、五感で体感していただきたいからです。

少し慣れてきたら、オペラグラスを持って上から俯瞰できるお席もオツなもの。
クローズアップとロングとを自分でコントロールしながら、
お話の隅々まで堪能してください。

近くで1回、俯瞰で1回、違う角度で見るのがベストなのは、
どんな舞台芸術にも言えることですけどね。

でも、
お金も時間も無限ではないので、
ぜひ一幕見を利用して、
歌舞伎を楽しむチャンスを作ってみてください。

ふらっと行って、ふらっと入る、が理想ですが、
人気の演目は販売時間まで並ばないと売り切れる場合も。
特に天気のよい土日の昼とかは、気をつけてください。

昨日オススメした「黒塚」
この名舞台も、
1300円で見られるんですよ!

 

 

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