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人はなぜ、ご来光を見たくなるのか?

私は歌舞伎関連の仕事の他に、
文章の添削やkindle出版のお手伝いもしています。
そのうちのお一人は、山の本を書きたいと思っていらっしゃいます。
別に高い山に登る人ではありません。でも、
自分が山を登る時、どんなことを考えているのか、
そんなことをエッセイ風に書いていきたいと思っていらっしゃいます。

その方が、初めて富士登山にチャレンジしましました!
年齢が節目の年となったので、その記念だそうです。
今年から、富士山への入山規制が厳しくなり、
入山料も値上げ、また装備が不十分だと登山できません。
短パンTシャツやサンダルで来たり、
高山病対策に一泊せず、日帰り弾丸ツアーを試みる人、
その上で遭難する人などが続出していましたから
これは仕方がないことかな、と私は思います。

「富士山は特別な山なんです」
その方は、そうおっしゃっていました。
霊山ですからね。
そういう「山への畏れ」があれば、
気楽な気持ちで登山をしようとする人は減ると思います。

彼女はご来光も拝めたそうで、
山の天気は変わりやすいので、幸運でしたね。

ところで、
人はなぜ「日の出」や「日の入」を拝もうとするのでしょうか。
富士登山でなくても、
毎年初日の出はどこかで見たくなりますよね。

実はこれ、「日本人」特有のことらしいんです。
今読んでいる「知られざる古代」(日本放送出版協会)に、
著者の水谷慶一氏がインドを訪れた時のことが書いてあります。
仏教聖地「ブッダガヤ」の大塔から素晴らしい夕日が沈む景色を、
一緒に行った日本人は自分も含めうっとりと眺めていたが、
同行したインド人や地元の人は、
歓声や嘆息とともに太陽を見つめる日本人の顔を、
珍しそうに見ていたそうです。

「なんで感動してるの?
太陽は毎日上り、毎日沈むでしょ!」
……ということらしい。

日本人特有なの? へえ〜。
日輪への自然信仰は、どこから来たのか?
俄然興味が湧いてきたのでした。

この本を読み終わる頃には何かしらの確信が持てるかな。
図書館で借りましたが、
結局古本屋から買うことにしました。
……いつもこのパターンで、家はまた本の山となります(汗)。

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