【2014年12月5日】
「月刊スカパー!」の「CINEMA COLSE-UP」執筆第二弾です。
封切映画をひとつのテーマで選んで書いています。
今回のテーマは「アメージング・ストーリー」。
奇跡のような結末は、あるときは啓示のように、
あるときは努力の果実としてもたらされます。
「バンクーバーの朝日」「KANO~1931海の向こうの甲子園~」では、
逆境を乗り越え道を切り拓く人々のパワーに、
「白夜のタンゴ」では、
音楽が異文化の無理解をいとも簡単に越えてくれる力に、
「パーソナル・ソング」では、音楽と人生の深い結びつきに注目しました。
「奇跡」といえば、やっぱり「神」!ということで、
「神は死んだのか」と「天国は、ほんとうにある」の2作品も。
無神論から宗教を導く前者と、
熱心な宗教者でありながらにわかに「天国」を受け入れられない後者と、
見比べてみるのも面白いと思いました。
「みんなのアムステルダム美術館へ」と
「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」では
素晴らしい美術品という奇跡を眺めるだけでなく、
それを見せよう、広めよう、直そう、とする人々のたゆまぬ努力こそが
その「奇跡」を私たちに伝えてくれていることを実感。
年末に、いろいろな「アメージング・ストーリー」を楽しんでください!
「月刊スカパー!」12月号でCINEMA-CLOSEUP
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