歌舞伎座の隣のビル4階・GINZA楽学倶楽部で、2014年から月1回開催している「女性の視点で読み直す歌舞伎」。
2022年6月に取り上げる作品は、7月に大阪松竹座で上演される「堀川、波の鼓」です。
近松門左衛門の問題作。「三大姦通物」の一つに数えられる「妻の不倫」もの、それも実話をもとにしております。ここで問題となるのは、「貞淑な妻なのに、『もののはずみで男に抱かれ』は本当にあるのか?」です。
上演の機会はあまり多い方ではありませんが、最近では2019年12月に南座で出ています。
この時は、仁左衛門さんの相手役は中村時蔵さんでした。7月松竹座は片岡孝太郎さんとのコンビです。
ラストシーンに仁左衛門さんが絞り出す言葉が衝撃的。
その先の「下の巻」は歌舞伎では上演されませんが、講座では「下の巻」の内容もじっくりお話しいたします。「女敵(めがたき)討ち」という、ものすごく封建的な掟を扱いながら、びっくりするほど現代的なお話しです。
日時:2022年6月10日(金)13:30〜15:30
申し込みは、GINZA楽学倶楽部まで。1回のみの参加可能です。
コメント