HPランニングコストは1年でいくら?

現在amebloなど、ブログをずっと続けていらっしゃる方で、「HPに移行したいな」と思っていらっしゃる方、ブログではプロバイダーがやっている管理を自分でやらねばならなくなります。ブログでは、そういう管理に必要なお金を広告などで賄っているわけですが、自分のHPを作るということは、そういうランニングコストを自分で負担するということですので、「ただで」というわけにはいきません。プロバイダーと同じく、広告で賄うことも可能ですが、それは「支出」と「収入」のどちらが多いかということであって、ランニングコストはかかるのだということをまず知っておきましょう。

そのうえで、「そんなにかかるならやめる」か、「そのくらいなら惜しくない」かで作成するかどうかを決めるとよいと思います。

HPをもつことで、必ずかかるコストはいくらでしょうか。

1.PCとネット環境は必須

まずはPCが必要です。最近はスマホやタブレットのみという方もいらっしゃるでしょうし、HPもスマホ対応画面というものがあります。昨日の投稿で申し上げた「投稿」についてはスマホのみで大丈夫ですが、「作成」ではソフトのインストールなどもありますので、PC必須と考えます。スマホのみでやりたい方は、「できる」というサイトを検索して参考になさってください。
また、有線・無線を問わず、LANやwifi環境は必須。ここまでは、設備投資としてかかります。今、PCがあり、LANやwifi環境がある方は、設備投資ゼロで始められます。

2.独自ドメイン料(年間)

HPを開設するには「~.com」「~.co.jp」などのドメインを取得する必要があります。ドメイン料は毎年かかりますが、安いものだと数百円で足ります。高いものは数千円します。初年度だけ超安値で2年目から高くなる場合がありますので、よく調べて登録しましょう。料金だけでなく、ドメインの名前も重要。一度作ったら変更することはできません。(変更したい場合は別のドメインを取得して内容を移行する)ですから、ドメイン名をどんなものにするか、あなたらしいHPになるよう知恵を絞る必要があります。私はだいたい1000円くらいのものを作りました。

3.サーバー料(月々)

あなたのHPのコンテンツを格納しておくスペースを間借りする必要があります。サーバー料も安いものから高いものまであります。月に500円くらいのものから推奨するところが多いです。ついている機能もまちまちですので、比較して決めましょう。基本的にサーバーは引っ越しすることができますが、ドメインとセットにすると安くなる半面、セットだと引っ越しできない場合や手数料がかかる場合などがありますので、よく調べた上、自分はどうしたいのか考えて申し込みましょう。とはいえ、ビギナーには何が必要で何が不要かわからないのが普通。こういう違いは、誰かにアドバイスしてもらったり講習会である程度聞いておくと決断しやすいです)

以前に書いたBind4は、当初サーバーとソフトが一体で、Bindシリーズを使うためにはDIGITALSTAGEのサーバー契約が必須でした。途中から、他のサーバーでもBindを使えるようになったようです。私がBindからWordpressに乗り換えた理由はサーバーではなく、当時のソフトで作ったコンテンツは、ソフトを使わなくなると消えてしまうという点でした(あくまでも当時のことです)。DIGITALSTAGEの代表・平野さんにはtwitterや配信動画、LIVE動画などを通じ、たくさんのことを学ばせていただきましたし、Bindがなければ「自分の作りたいHP」を作れなかったので、とても感謝しています。

4.WorpressでのHP作成料

(1)テーマはタダで使い放題

WordPressでは、以前に書いたように「外観」と「コンテンツ」とが別になっており、「コンテンツ」はそのままに「外観」を変えることができます。「外観」とはつまり、見た目のデザインですね。これを「テーマ」と呼んでいますが、これが本当にたくさんあって、それも無料のものが多いんですよ。だから、とりあえず無料のもので作ってみて、しっくりこなかったら「着せ替え」ができる。いくらでも着せ替えできる。また、同じ「テーマ」でも、色を変えたり写真を変えたり、文字の色を変えたりすることで、全然違う雰囲気になる。「世界で一つだけの」HPを作れるんです。ただで! 0円で!

(2)ただし「無料」にはちょっとだけ英語力が必要かも

無料のテーマは、ほとんどが英語仕様ですので、英語アレルギーの方は難しいかもしれません。ただ、講習などでどんなテーマが使いやすいか、とか、ブログ感覚のテーマとか、特徴をおしえてもらえば、ちょっとでも自分で理解しようという人は、使えると思います。

注意が必要なのは、無料を謳っているテーマでも「ここからは有料」的に機能が制限されていることがある点。見本を見て「こういうのが作りたい!」と思ったものの、それは有料でなければ使えない機能であったりすることがあります。そのときにモノを言うのが英語力で、どこから有料なのか、どうすればその機能が使えるようになるのか、そのためにはどこにいくら払えばいいのか、それは日本円でいうといくらなのか、そこは安全なサイトなのか、などなど、「無料テーマの有料化」はちょっとハードルが高い、というのが私の実感です。

私は長いこと無料のテーマを使っていました。十分使えましたので、「無料だと使えない」ということはないということを、お伝えしておきます。

(3)日本語で使えるなら、有料もいとわないという選択

今私は、日本人が作っている日本語のテーマを買っています。最初は講習会でその会社の存在をおしえてもらい、講師の人に「あなたのコンテンツにはこのテーマが合っていると思う」と言われて買いました。1テーマが1万円前後です。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれです。私はHP作成の最初からBind4というソフトを買っていたので、それと同じかそれより安く、なおかつ今後ほかのテーマにしようと思ったらコンテンツを自由に移せるのならば、全然惜しくないと思いました。アフターフォローも日本語ですし、DMも日本語、サイトも日本語、取説も日本語。語学的な間違いを犯さないというストレスフリーは得難いものがありました。また、私が使っているTCDという会社のテーマは、とても考えられていますし、日々ニーズにこたえる新テーマを発表していて、私には合っています。(テーマによっては自分には合っていないものがありますが、それを比較する情報がサイトに挙げられているのがうれしいです)

(4)私のトータルランニングコストは?

ドメイン料が年間1000円、サーバー料が月1000円で、消費税も含めると、年間15000円くらいです。サーバー料は、1か月数百円のものなど、もっと安いものもありますが、私は複数のドメインを持っているので、それに対応したサーバーに登録しています。テーマについては過去数回買いなおしました。「今のデザインだと自分の思ったHPにならない」と思ったときに、買いなおしてました。買い増す前に、必ず「無料」のテーマを試します。無料で今の自分に合うもの、ほしい機能があれば、無料のテーマに着せ替えすればよいだけのこと。でも、数年に1度10000円のテーマを買い、複数のドメインをもっても大丈夫なサーバーを使っている私でも、年間2万円、月々1800円くらいということです。安く済まそうと思えば、年間1万円しないで足りるでしょう。

あとは「講習会」への投資ですね。「作成」に関わる講習は最初だけですが、「運営」についてはセキュリティとか分析とか、最初はまったくわからなかったことがけっこう重要だということがわかり(やってみないとわからない)、インターネットで調べるだけではわからないと、講習を受けたりします。HPを始めたいと思ったときや、HPを活用するにはどうしたらよいか、あるいはリニューアルするときにトレンドを見極めるため、一番安くて3000円、一番高くて15000円くらいのもの(いずれも1回講習)を受けたことがあります。10年で数回です。ほかはネット検索や、ソフト会社への質問メールなどで対応しています。

5.HP作成にもっとも必要なものは?

それは、「何を書きたいか」です。どんなにお金を出しても、どんなに知識を得ても、どんなにスキルが上達しても、「何を書きたいか」「どんなふうに見せたいか」が明確でなければHPはできません。

私はHP作成のプロではありませんが、その人に合ったHPを作るコンセプトづくりのお手伝いはしています。どんなHPを作るかが決まれば、あとは専門の人に任せるもよし、ご自分で作るのもよし。お話をお聞きしながら自分の経験を踏まえてアドバイスをしています。

 

 

 

 

 

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