HPを作成する前におさえておきたいこと

よく「私は何もわからないから、全部お任せしたい」という方がいらっしゃいます。お金がある人はそれもよし、と思います。それでも、わかっていなければならないことが3つあります。

1.どういうHPが作りたいか

「どういうHPが作りたいか」はわかっていないとダメ。「こういうものが作りたい」でもいいです。まあ、ヘアサロンに行って、「似合うようにしてください」と丸投げする人、まずいないでしょ? 「ショートで」とか「沢尻エリカっぽく」とか「毎日の手入れが簡単になるように」とか、何かしらイメージを伝えますよね。そして、「丸刈りで」とか無茶ぶりすると、プロのヘアデザイナーはちゃんと「あなたの頭のカタチからすると、丸刈りはやめた方がいい」など、アドバイスをしてくれる。それが、プロです。話をしたり、今までの生き方や、今やりたいことや、あこがれているものや、そういうものをちゃんと作成する人に伝えて一緒に作っていかないと、どんなにスキルのある人に頼んでも、満足のいくものはできません。

2.HP運営には「作成」のほかに「更新」と「管理」が必要

思い通りのビジュアルができて、大満足なあなた。でも、HPはそれだけでは完成しません。「更新」するのはあなたです。日々、何を書いていくか。これはあなたにしかできないことです。書きたいことが毎日ある人はそういうところを強化したHPを、更新が苦手な人は、インターネットの世界にお店の看板を上げるような気持ちで、あまり更新しなくてもよいHPを作っておきましょう。(もちろん、まったく更新しないというのはよくありませんが、毎日更新しなくてはHPはダメ、ということはありません)

あなたがやってもよいし、やらなくてもよいことに「管理」があります。「作成」と「管理」とは、まったく違う作業。ここをおさえておかないと、けっこう後が大変です。プロは必ず「月々の管理はどうしますか?」と言うでしょう。あなたはきっと「ありがとう、でももういいわ。あとは自分でなんとかするから。何かわからないことがあったら質問するわね」と答える。だって、管理費は月々かかるランニングコスト。一発で終わる「作成」と違って、未来永劫(?)お金が発生します。でも私は、「お任せ」なら「管理」までお任せしないと、あとが大変だろうな、と思います。

3.自分でやるなら「質問できる人」をみつける

自分でやろうとする人も、最初は気軽に質問したり、やり方をおそわったりできる人と組んだほうがよいと思います。多くは解説書とかインターネット検索で解消することが多いですが、ビギナーには「何がわからないか」がわからないはず。少なくとも、「どうやってやるか」を気軽に質問できる人、やさしくわかりやすくおしえてくれる人をキープしておきたいですね。

4.「講習」は2回行くべし

人間、失敗したりつまづいたりしないとわからないことがあります。全部勉強したつもりでも、いざ実行してみると「?」の嵐だったりする。だから、最初に1回、そして、始めて少したってからもう一度、勉強会や講習会に参加することをお勧めします。探すとけっこう1日3000円~15000円くらいの講習会があります。初回は安いとか行きやすいとか、雰囲気で決めてよいと思いますが、2度目は講習会の講習項目をよくみて、「自分がわからないことを教えてくれるかどうか」で決めるとよいと思います。

5.「知り合い」を安く使わない

「ねえ、あなたコンピューターに詳しいよね、私のHP安く作ってくれない?」はNGです。他人には30万で売る商品を、知り合いだから5万にするとかありえないです。そんなことされたら、相手も1/6の労力しか提供したくなくなります。アフターフォローとか面倒くさくなるの必至。もちろん正規の料金なら別ですが。知り合いだから、親身になってもらうためには、ちゃんとお金を払いましょう。そうすれば、納品後の質問には丁寧に答えてくれたり、アフターフォローが行き届いたり、そういうところでトクすることでしょう。

6.「カタチのないもの」にも料金はかかる

同じように、「HP作成」にはウン十万払うのは即決する一方で、管理費や質問となると少額でも躊躇する人がいます。「知恵」や「労力」は見えません。でも、その知恵を得るために、プロの人々は多くの元手をかけています。だから、使うお金の配分はよく考えて、自分の場合はどこに重点をおくべきか、(早く作りたい、安く作りたい、自分で運営したい、いつも刷新したい、とりあえず作りたい、などなど)よく考えてから始めましょう。

いよいよ明日は、「私はいくら払ったか」です。

 

 

 

 

 

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