2009年という分水嶺

2013年2月12日
この連休に、机まわりの整理を少ししました。
数年前の記録ノートの最初のページに
3年後=2012年の自分について
「だてな〇歳にはなっていないぞ」と大胆宣言している。
そんな自分にけっこうびっくりしている私だが、
この2009年というのは、
自分のキャリアにとってかなり重要な年だったことに気づく。
2008年に、お世話になっていた雑誌が軒並み休刊になり、
それまでやっていた医療系のお仕事と、
必然的に縁遠くなるきっかけとなった。
そして、
友人が引き合わせてくれたエンタメ系の編集者との仕事が始まる。
よくよく見ると、
2009年以前と志向そのものは前後に変わりはない。
それまでも、
細々ながらエンタメ系の仕事を受けているし、
観劇も今以上に力を入れている。
当時はエンタメ系のキャリアをつくるために、
このジャンルで書かせてくれるのならどんな仕事でも、と
ご縁があればやらせてもらうようにしていた。
けれど、
同じエンタメ系でもソリの合わなかった編集者もいたわけで、
中にはそこからのお仕事を意識的に遠ざけたものもあった。
「だてな〇歳」になっていないぞ、と思った自分の
「だてな〇歳」って、何だったんだろう。
思い出せないな。
なんか、思うところあったんだろうか。
自分のテイストがちゃんと評価されてないっていう苛立ちかな。
いや、
「なんでも屋」になってしまいそうな自分への
苛立ちだったような気がする。
2009年の私へ。
レギュラー失っても、
ここぞとばかりにガンガン観劇とか勉強会を入れて、
自分らしさ確立にお金をつぎ込んだ自分に
心から拍手を送ります。
そして、
また3年後くらいを見据えて
「だてな〇歳にはならないぞ!」と
大きな山に向かって、
そのふもとに立って吼えてみせるぞ、と思う。
一歩一歩だな、人生は。
1ミリでも前のめりなら、道は開ける。

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