「祇園祭礼信仰記~金閣寺」@歌舞伎彩歌

今月の「あの場面、この場面」は、
五代目中村雀右衛門が襲名披露狂言として上演された
「祇園祭礼信仰記~金閣寺」です。

このお話は、戦国時代、足利十三代将軍義輝を暗殺した松永大膳久秀が、
小田春永(=織田信長)と敵対して金閣寺に立てこもっているところから始まります。
武将vs武将の息詰まる戦国絵巻、かと思いきや、
この舞台の真の主人公は金閣寺に幽閉されたもう一人の女性・雪姫です。
美しい雪姫は大膳に愛妾となるよう迫たれ桜の樹に縛りつけられてしまうのでした。
「金閣寺をバックに、縛られ身をよじる美女の上から桜の花びらが降りしきる」という場面は、
さながら一幅の絵のよう! 
雪姫は女方が演じる役の中でも格が高い「三姫」の一つとされる難役です。

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